指定の喫茶店に着き、ドキドキしながら、ドアを開けます。
まだ、峰子様は来ておられないようです。
よくよく考えると、「待っていなさい」と言うことなので、当たり前なのですが、峰子様に会えると思うと、舞い上がっていました。
奥まった所にある、いつも座る席に座ると、オレンジジュースを注文しました。
いつもは、コーヒーを飲みますが、峰子様や美奈子様とお会いする時は、決まってオレンジジュースを頼みます。
コーヒーは、口の中、喉に、ずっと残ったような感じがあり、もし、御奉仕になった時に、峰子様や、美奈子様の味を感じ取りにくいような気がするからです。
15分ほどで、峰子様は来られました。
私の前に座ると、「あ~疲れた。今日は、たっぷっり奉仕してもらうわよ」
と、いきなり、うれしい事をおっしゃいます。
「あら、お前オレンジジュースなんか飲んでるの?」
笑いながら、言われると、御自分は、コーヒーを注文されます。
「はい。オレンジジュースだと、跡で水を飲めば、舌や、喉に残りませんから」
「ふ~ん?」
峰子様は、気付いたようです。
意地悪い笑みを浮かべると更に聞いてこられます。
「後に残ったらだめ?普段コーヒー飲んでるんでしょ?」
「コーヒーだと、あの、・・その、あ、味がわからなくなるんで・・・」
「味がわからなくなるって?」ニヤニヤしながら、私の顔を見ておられます。
「いや、あの、・・・峰子様の・・・」
「なに?お前、御奉仕の事を考えてオレンジジュースなの?」
大げさに驚いた不利をされた後、真顔で私の顔をまっすぐに見ると、
「変態」と、履き捨てるように言われます。
恥ずかしさで、うつむきながらも、これだけで、私は、興奮しておりました。
峰子様に初めて調教されてから、どんどん峰子様に魅かれていき、今では、心身共に、峰子様の奴隷なんだと思うようになりました。
しかし、普段は、美奈子様に御奉仕する事のほうが多く、今日は、久しぶりに、峰子様にお会いでき、何をされてもいい覚悟でした。
突然、峰子様は私の脚を踏んでこられました。
思わず、顔を上げ、峰子様を見ます。
「なに?」
「いえ、何でもありません」
「もうすぐ、お店の人が来るわよ。足踏まれてるの見たらどう思うかしら」
私は、恥ずかしくなりました。
「ふふふ、恥ずかしいの? 恥ずかしがらなくてもいいわ。お前は、私の奴隷なんだから」
「はい。峰子様」
暫くして、コーヒーがきました。ウエイトレスの女の子がチラッと、足を踏まれているのを見た気がしました。
私は、きっと、顔が真っ赤になっていたと思います。俯いたまま、早く向こうへ行ってくれ、と祈るばかりです。
そんな私の反応を楽しんでおられる峰子様。
ウエイトレスが帰ると、
「ふふふ、きっと、今頃、店員さん達、話してるわよ。お前がマゾなんだって」
ニヤニヤして言われる峰子様とは対照的に、私は、益々恥ずかしくなり、顔を上げることができません。
「さて、お前と会うのも久しぶりね。今日はたっぷり御奉仕してもらうから。覚悟しなさい」
「はい。峰子様。ありがとうございます」
「お前も、奴隷らしくなったわね。美奈子のおかげかしら?」
「えっ、いや・・・」
「違うの?」
「いえ、美奈子様には御奉仕していますが・・・峰子様のご命令なので・・・」
「あら、いやいやしてるのかしら?」
「いやいやと言うわけではありませんが・・・私は、峰子様の奴隷でいたいです」
「じゃあ、美奈子には、私の命令だから、御奉仕してるのね。ふ~ん」
何となく、意味ありげな言い回しです。
「その割には、うれしそうに御奉仕してるそうじゃない」
きっと、美奈子様が報告されておられるんでしょう。
全て知っておられるようです。
「うれしそうにだなんて・・・私は、峰子様になら、何をされても構いませんが、美奈子様には・・・」
「トイレになってるんでしょう?だいぶ飲むのがうまくなったそうじゃない。美奈子が言ってたわよ。」
「・・・・はい。」
「しかも、自分からお願いするんですってね」
「・・・・・」
峰子様は何をおっしゃりたいのだろう。美奈子様に御奉仕しろとおっしゃったのは、 峰子様自身なのに・・・
「どうなの?」
「自分からは、お願いしていないです・・・」
「ほんとかしら。お前は、美奈子の奴隷でもあるけど、それは、美奈子が私の奴隷だからよ。ほんとの、御主人様は、私なの。それを今日はっきりさせてあげる」
「はい。峰子様」
美奈子様と何かあったのだろうか・・・
峰子様は、そお言うと、私のオレンジジュースを手に取ると、グラスの中に、唾を垂らされ、テーブルに置くと、飲むように言われます。
私は、躊躇無く、グラスを持つと、中には、白く泡だった唾液が浮いていました。
私は、ストローを唾液に当てると、一気に吸い込みます。
あ~峰子様おいしいです
「おいしい?」
「ありがとうございます。おいしかったです」
「お前には、私の体から出るもの全部味あわせてあげる。美奈子が勝手にやった事以上の事をね」
「えっ?」
「美奈子には、私が指示していたのよ。最初のうちは、言われた事だけしてたみたいだけど、どんどんエスカレートしていったみたいね。こんな物までよこしたわ」
そお言うと、バッグから、封筒を取り出し、テーブルに置かれました。
「見てみなさい」
私は、恐る恐る中の物を出すと、それは、たくさんの写真でした。
「動画もあるわよ。それから画像にしたらしいわ」
私は、自分でも恥ずかしくなりました。
情けない顔をして、パンティをしゃぶる私や、美奈子様に便器にされている所、御奉仕しているところが写っていました。
至近距離から撮っている為、私の表情もよくわかります。
美奈子様は、無造作においてあったダンボールの一つに盗撮用カメラを仕込んでおられたようです。
「私の知らない所で、こんな事までしてたなんてね」
「そ、そんな・・・」
「あら、自分は悪くないって言いたいの?」
「えっ、いや・・・」
「こんなにうれしそうな顔をして、これじゃあ、公衆便所ね。それに、パンティーのしみはおいしかったかしら?」
「ああ・・・そんな・・・」
「美奈子には、昨日、お仕置きをしたわ。お前には、今日から、たっぷりしてあげる」
峰子様はどこまで指示されていたんだろう
やきもち?いや、そんな事あるわけが無い。
きっと、奴隷同士が勝手な事をしたから、お怒りなのだ・・・
「はい。よろしくお願いいたします」
「それじゃあ、ヒールを脱がせて、爪先に誓いのキスをしなさい」
「ここで・・ですか?」
「そうよ。できないの?」
「いえ、やります」
私は、周りを一瞬見ると、素早くテーブルの下にかがんで、峰子様のヒールを脱がせ、爪先にキスをした。
ヒールを脱がせた瞬間、かすかに漂う、峰子様の脚の匂い。
その匂いを嗅いだとたん、今まであせっていた自分が嘘のように落ち着く事ができた。
そうだ。私は、峰子様の奴隷なんだ
そう思うと、ゆっくり、峰子様の爪先へキスをした。
そして、ヒールを元のように履かさせていただき、元の態勢に戻った。
もう、恥ずかしくて、俯くことはなかった。
見るなら、みればいい、私は、この女性の奴隷なんだ
実際は、奥まった所の席なので、人影は見当たらないのだが、本当に、見られてもキスをしていただろう。
「さあ、行きましょうか」
「はい。峰子様」
峰子様について喫茶店を出、ホテルに向かいます。
きっと、美奈子様の比ではない事をされるのは、明らかですが、峰子様だと思うと、うれしくてしょうが無い、自分がいました。
つづく
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